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「好き」なだけでは、飯は食えない

  • 執筆者の写真: iyashibin-cocoro
    iyashibin-cocoro
  • 9月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月20日

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、正直なところ、ただ好きなだけではプロとして長いスパンでお客さんから呼んでもらうことは難しいと思います。

リピーターがほとんど居ないセラピストは恥ずかしいと思わないといけない。


本当に好きなことだからこそ、納得がいくまで追求する「しつこさ」

がなければ、お客さまに最高の価値を提供することはできないと思ってます。

施術で結果が出せないのに、知識ばかりひけらかす頭でっかちでもダメです。能書きを垂れて、心地良い施術も出来ないなら、お客さんを不快にさせて途中で帰されるセラピストも残念ながら存在します。自分は、まず「心地よさ」を提供し、その先に確かな「効果」を生み出す。この順番が非常に重要だと考えています。

中途半端な施術者が、適当に口達者なだけで営業をしてるのは、大切なお金を払って貴重な時間預けてくれているお客さまに失礼な話です。 せめて心地良さだけは提供してあげて、と言いたいです。 その施術者の身体の動きを見れば、ハッタリなのか実力があるのかがすぐわかります。

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心地よさと効果、どちらも欠けてはならない


自分たちは医療従事者ではないので、治療行為はできませんが、正しい知識と安全な手技をもって施術した結果として、お客様が「良くなった」と感じてくれることは目指せます。


「手当て」という言葉があるように、「お母さんがお腹の痛い子供をさすったら治った」というような、温かさと確かな結果を両立させることが僕らの仕事の本質です。 リラクゼーションに許される立ち位置です。


「効果があるけど終始痛い施術」という施術もどうです?

反対に、いくら触ってもらっても心地よくない、というのであれば、そもそもリラクゼーションの仕事には向いていないんじゃない?と、ほんとは言いたい…。

「お客さんの心身に寄り添って、心地よさと効果の両方を追求する」これがプロとしての最低限の条件だと、自分は考えてます。



癒しのプロを育てるということ


口先だけでお客様を騙すようなセラピストが世の中にいるのは、本当に腹立たしいことです。最近、経験者だという若いスタッフの入店希望があり技術審査をしたとき、ありえないほどデタラメなことを、施術モデルの方に話しているのを見て、苦笑いを通り越し、憤りすら感じました。施術をなめんな……と。


言葉が達者なのは素晴らしい才能だと思いますが、そこに正しい知識とプロとしての倫理がなければ、それはただの詐欺行為です。


自分は、お客様に安全な「癒し」を届けられるセラピストを、もっと増やしていきたい。

今はそのための「種まき」の時期だと感じています。



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